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2004年10月25日
カントリー・ジェントルマン"白州次郎" | art




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旧白洲邸 武相荘にて。

中学か高校の頃、「太陽」で特集を組まれていたのを見て、記憶の底辺にあった白州次郎像は、私の「男前」基準を無意識のうちに形成していたように思う。ヴィトンのスーツケースを持つことが許される数少ない日本人。こんな日本人が戦後存在していたことが誇らしく思える人。

敗戦と食糧危機を予測してここ鶴川に移り住み、いきなり農業を始めてしまったのだが、そんなへんぴな土地も今ではユニクロが・・・。

白州邸入口の小さな坂の麓には、悲しくなるくらいにユニクロとセンスの悪い住宅地が迫っており、広大に往茂る白州邸の庭からかいま見える。変な色の外壁と三角屋根・・・

しかも、白州邸入口ではあのかっこいい「Play Fast」Tシャツが山積(anvil製!)。へんな武相荘マークの靴べら・・・

次郎・正子夫妻の遺品の脇に添えられた、正子さんなら絶対やらないセンスの生け花・・・かなり悲しくなる。

これは邸宅維持費用捻出のためには致し方ないことなのか?
ついでに、その後骨董屋の店主と話をしていると、次郎・正子夫妻の他界後、買い足された贋作アンティークも混じって陳列されているらしい。

たしかにいい物はいいので、実物が見られてうれしかったのだが、見たくないものもたくさんあった。

それでも、白州次郎であれば「昔はよかった・・・」などとつぶやく人々を「今の方が全然いい!!」と一括したのであろう。

色々と感慨深い日帰り旅行であった。


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